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中秋月 [漢詩]

今日は十五夜。中秋の名月。
台風の風に乗り、雲が千切れるように、東の空に流れている。
雲間に見る嵐の中の十五夜も、また趣がある。[手(チョキ)]

唐の詩人で成彦雄(せいげんゆう)作、「中秋月」。

王母よそおい成って、鏡いまだ収めず。
欄によるの人は水精の楼にあり。
笙歌(しょうか)、清光を占め尽くすなかれ
留与せよ、渓翁の一釣舟に。

西王母は夕化粧をこらし終えたが、いまだ鏡をしまわない。
(鏡のような月は、なおこうこうと照らしている。)
欄干によりかかって、月を眺める人は、水晶のような高殿にいる。
美しい宮殿では、月見の宴もたけなわ。詩歌管弦の遊びにふけっているが、
どうかこの月の清らかな光を、独り占めにしないでもらいたい。
奥深い谷川の一艘の舟を浮かべて、釣りをする漁師のじいさんにも、
どうかその光を残してやりたまえ。

*西王母は、崑崙山の仙女で、漢の武帝と遊んだという、伝説がある。
月を鏡に見立てている幻想的な詩。

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komichi

「中秋月」
素敵な漢詩ですね~♪
最初解説を読まずに、漢詩だけを眺めていたら
鏡に映る月のことをさしているのかと勘違いしました。
漢詩は奥が深いですね。
覚えておきたい詩が一つ増えました。
by komichi (2012-10-03 21:35) 

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